広島県の呉(くれ)は、戦艦大和を建造した海軍工廠で知られる軍港都市。観光の代名詞である大和ミュージアムは、2025年から続いた大規模改装工事を経て、2026年4月23日にリニューアルオープンしたばかりです。私が呉を訪れたのは2025年でまだ大和ミュージアムは改装中でした(´;ω;`)
本記事では「2025年改装中の現地レポート」と「2026年リニューアル後の最新情報」の両方を出張族目線でお伝えします。広島から電車で約40分、日帰りで楽しめる呉観光の決定版ガイドです。
- 2026年4月23日にリニューアルオープンした大和ミュージアムの新展示の見どころ
- 戦艦大和10分の1模型は計19箇所が改修、海底調査で判明した新事実を反映
- 呉港の軍艦と造船所のクレーン群は日本でここでしか見られない貴重な風景
呉という街の概要
呉市は広島県南西部、瀬戸内海に面した人口約20万人の都市。明治22年(1889年)に呉鎮守府が設置されて以来、日本海軍の中核基地として発展しました。第二次世界大戦中は世界最大の戦艦「大和」を建造した呉海軍工廠があった場所で、現在も海上自衛隊呉地方総監部とジャパンマリンユナイテッド呉造船所(旧IHI)が街の中心を占める、日本でも有数の軍港都市です。
「この世界の片隅に」の舞台でもありますね!
広島から呉へのアクセス
広島市内から呉まではJR呉線で約40分。広島駅から快速「安芸路ライナー」を使えば、片道580円程度で気軽に日帰り旅行ができます。

呉駅に到着したら、駅前のバスロータリーから観光スポットへ徒歩で向かえます。大和ミュージアム・てつのくじら館までは徒歩約5分と非常にアクセスが良いのが呉観光の魅力。1日あれば主要スポットを巡れます。
大和ミュージアムから徒歩圏内、呉中央桟橋ターミナル5階の「呉みなと展望台」は、360°ガラス張りで呉港・造船所・海上自衛隊艦船を一望できる入場無料の絶景スポット。訪れた時には手描きの「ご意見ノート」が置かれていて、呉の街の人の温かさが伝わってきました。出張ついでの観光でも、現地の空気を感じられる小さな寄り道としておすすめです。

大和ミュージアム(2026年4月リニューアルオープン)
呉観光の代名詞といえば大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)。2005年の開館から21年経った2025年1月から大規模改装工事に入り、2026年4月23日にリニューアルオープンしました(出典: 大和ミュージアム公式、Dive! Hiroshima)。

リニューアル後の主な見どころ
- 戦艦大和10分の1模型(全長26.3m):計19箇所が改修され、海底調査で判明した新事実が反映された決定版モデルに
- エントランスロビーの刷新:チケット売り場をミュージアムショップ横に移設し、大型ワイドビジョンを新設
- 3階展示室の全面改修:広島海軍工廠と広工廠で研究開発された飛行艇の歴史を新展示
- 実物資料の追加:航空機や船舶のエンジンといった実物展示、触れる展示物、デジタルコンテンツ充実
- ユニバーサルデザイン強化:誰でも楽しめる施設に
2025年改装中の貴重な現地レポート(筆者撮影)
筆者は2025年4月に呉を訪れ、改装工事中の大和ミュージアムを記録しました。現在はリニューアルが完了していますが、当時の様子を貴重な記録としてご紹介します。

改装期間中も建物の外観は見学可能で、艦これとのコラボ企画など、休館中ならではの仕掛けも楽しめました。リニューアル後の今、館内展示はまた違った形で生まれ変わっています。
てつのくじら館|入館無料の実物潜水艦
大和ミュージアムの隣にある「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」は、改装関係なく開館中。しかも入館無料。大和ミュージアムとセットで訪れたい呉観光のもう一つの主役です。
実物の潜水艦「あきしお」
てつのくじら館の最大の見どころは、実物の潜水艦「あきしお」が陸上展示されていること。全長76m、排水量2,250トンのゆうしお型潜水艦で、1986年〜2004年まで実際に運用されていた本物。日本で唯一、実物の潜水艦に乗船できるスポットです。


海上自衛隊員の食事展示
館内の展示も見応えがあります。特に印象的だったのは、海上自衛隊員の朝食・昼食・夕食をリアルに再現した食事サンプル。海上勤務中の隊員の生活が垣間見えて興味深い展示です。

呉港の眺め|日本でここだけの軍港風景
てつのくじら館や大和ミュージアム周辺は呉港に面しており、海上自衛隊の艦船と造船所のクレーン群を間近で見ることができます。これは日本でも数少ない貴重な風景。


てつのくじら館の展望テラスからは、ガラス越しに港全体を一望できる絶景ポイントもあります。

呉港の桟橋とフェリー
呉港からは江田島・松山方面へのフェリーが発着しています。短時間でフェリーが頻繁に出入りする様子も、見ているだけで楽しい光景です。

呉のグルメ|海軍カレーと呉冷麺
呉といえば海軍カレー。旧海軍の艦船で曜日感覚を保つために毎週金曜日に振る舞われていたカレーが、現在も呉の名物として楽しめます。市内には海軍カレーを提供する飲食店が複数あり、各店で味が異なります。
もう一つの呉グルメが呉冷麺。広島の「冷麺」とは別物で、平打ち麺・酸味の効いたタレ・具材たっぷりが特徴の独自進化系。暑い時期の出張・観光の昼食にぴったりです。
1日モデルコース(電車利用)
広島から日帰りで呉を満喫する、実体験に基づくモデルコース:
- 9:00:広島駅出発(JR呉線「安芸路ライナー」)
- 9:40:呉駅到着、駅周辺散策
- 10:00〜12:00:大和ミュージアム(リニューアル後の新展示をじっくり、約2時間)
- 12:00〜13:00:呉冷麺または海軍カレーで昼食
- 13:00〜15:00:てつのくじら館(潜水艦見学・展示鑑賞、約2時間)
- 15:00〜16:00:呉港の眺めと駅前商店街でお土産購入
- 16:30:呉駅出発、広島駅へ
大和ミュージアムとてつのくじら館の合計だけで4時間は必要。じっくり見学したい方は朝早めに出発するのがおすすめです。
呉観光の魅力まとめ
呉は「軍港都市の日常」を体験できる、日本でも稀有な観光地です。2026年4月にリニューアルオープンした大和ミュージアムと、入館無料のてつのくじら館、軍港の眺めなど、見どころが徒歩圏内にコンパクトに集まっています。半導体出張で東広島や広島市内を訪れる方も、休日に足を伸ばせば日帰りで充実した時間を過ごせます。
この記事のポイント:
- 大和ミュージアムは2026年4月23日にリニューアルオープン、戦艦大和模型は19箇所改修済み
- てつのくじら館は入館無料で実物潜水艦「あきしお」に乗船可能
- 呉港の軍艦・造船所クレーンの眺めは日本でここだけの貴重な風景
- 広島から電車で約40分、日帰り観光に最適
- グルメは海軍カレーと呉冷麺の二大名物
リニューアルしたばかりの今こそ、呉観光のベストタイミング。広島出張の合間にも、ぜひ日帰りで訪れてみてください。
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